アルハンブラの想い出_フランシスコ・タレガ_Recuerdos de la Alhambra_Tarrega
今回はフランシスコ・タレガ作曲の「アルハンブラの想い出」です。いつものようにフルート譜の画像を載せておきます。また伴奏音楽とサンプル演奏をYouTubeに投稿しましたので、それらのURLを書いておきます。そしてWebAlbumにも同じ楽譜画像を投稿しましたので、そのURLも書いておきます。
伴奏音楽:http://www.youtube.com/watch?v=UY1TP-Xn8Jw&feature=youtu.be
サンプル演奏:http://www.youtube.com/watch?v=C0bHGAwv9aI&feature=youtu.be
WebAlbum:https://picasaweb.google.com/101886669062794716483/MusicSheets_#
まずは日本語の曲名ですが、「アルハンブラの想い出」あるいは「アルハンブラの思い出」の両方が使われているようです。今回は、私がベースにしたギター用の楽譜の曲名が「アルハンブラの想い出」となっていたので、こちらを使いました。
原曲は広く知られているギター独奏用の曲ですが、今回フルートが奏でるメロディ部分は、ギター独奏ではトレモロと言って32音符がいくつも並んでいて、それを別々の指を使って連続的に音を出す奏法によってつながって聞こえるように作られています。以前から、この曲をフルートで演奏してみたいと思っていて、実は、この曲が入っているフルート曲集(フルートとピアノ伴奏)を買って、自分で伴奏を作って吹いていたのですが、あまり気に入りませんでした。私には、どうもその編曲がなじめなかったようです。そこで、原曲であるギター用の楽譜を買って、できるだけオリジナルの持ち味を変えないようにしながら編曲してみました。元のギター用楽譜の場合、前半(イ短調)を2回繰り返し、次に中間部(イ長調)を2回繰り返し、最初に戻って(イ短調)からコーダへ飛んで終わるという流れになっています。これだと同じメロディを何回も繰り返すことになるため、今回の編曲では、前半部分(イ短調)は2回繰り返しますが、中間部(イ長調)を1回演奏した後、すぐにコーダへ移動するようにしました。
曲名の元になっている「アルハンブラ宮殿」というのはスペイン南部にあり、紀元711年にジブラルタル海峡を渡って来たイスラム教の支配下に作られた宮殿です。元々アラビア語では「赤い城塞」という意味とのことですが、そのアラビア語が変化してスペイン語でアルハンブラという名称になったそうです。ということで、アルハンブラ宮殿にはイスラム教の文化がそのまま残っている状態です。
作曲者のタレガ(以前はタルレガと言われていた)は、ギター奏者であり、作曲家でもあります。多くのギター曲を作曲しています。
今回、元にした楽譜はドレミ楽譜出版社「クラシック・ギター名曲選:2」という曲集の中にある楽譜です。主として分散和音の部分をピアノのオクターブで、そして前半部分の2回目と最後のコーダ部分で2ndフルートを入れて変化を付けました。演奏上で難しい部分はほとんどなく、初心者の人にも演奏しやすいと思います。ただ何回も出てくる付点8分音符と32分音符の3連符は慣れるまで、初心者の人には少し難しいかもしれません。特にタイがかかっている部分は、初めの内はタイを外して練習しても良いと思います。その中で、フルートにとって演奏しにくい音型が一つあります。それは21小節目、41小節目の8分音符の「ド(C)」に続いて32分音符+2分音符で「レドシー(DCH-)」と動く部分です。これは「ド」の指のまま、「レド」の早い部分をDトリルキー(右手の人差指で)を1回だけ素早く押さえる、という方法で比較的簡単に可能です。
今回のサンプル演奏の背景に使った写真の内、タレガ肖像と最初と最後のアルハンブラ宮殿の写真はインターネットから借用し、それ以外の写真は、スペインに近いポルトガルにて自分で撮影した写真を使いました。














